近視のなぜ?

近視は遺伝?

近視が遺伝するものなのかどうかよく言われますが、たしかに親がメガネをかけていると子供もメガネをかけているケースが多く遺伝するような気がしてきます。私の場合などは、兄弟にも従妹にも誰一人メガネをかけていなくて、近視は遺伝かなと思ったりしたものです。

近年の研究では、近視の発生に民族間の差があることや、近視の遺伝率が89%と高く遺伝ということも大きく言われています。

しかし、すべての近視が遺伝かというとそうではなく、環境説もあります。統計的に長時間勉強や読書をする人などに近視が多く、発展途上国の農村などでは近視の人が低いことなどから、環境説もあります。

だいぶ前ですが、テレビでサバンナに住む民族の人の驚異の視力の良さをやっていましたが、あれを見るとその民族だから遺伝的に視力が良いのか、サバンナという地域的環境や、そこに住む人の生活のしかたが目にいいのかわからなくなります。近視の遺伝的相関関係と、環境との相関関係の線引きは難しいようです。

ただ言えることは、現代の日本の環境は近視になりやすい環境といえるでしょう。都会などはビルに囲まれて遠くを見ることも少なくなっていますし、田舎でも夜空の星を見上げることはほとんどなくなっています。暗い夜道で凝らしてみることもなくなって、眼球を運動させることが少なくなっています。

近年の子供は近視の子が増え、小学生で26.3%中学生では50.3%そして高校生では62.5%もの子供が視力1.0以下だというのです。

そして、昔では考えられなかった大人になってからの近視が増えていると言います。パソコン他、揺れる電車内で携帯を見つめるのも目には毒のようです。

これらのことを考えれば、近視は遺伝よりも環境的要因が大きいと言えるようです。